INTERVIEW

人と人とのつながりを大切に、最先端の研究を支える

平成10年4月 採用

十河 幸子

愛媛大学研究支援部研究支援課

仕事の内容

愛媛大学には、文部科学大臣に認定された3つの共同利用・共同研究拠点が設置されています。異分野の融合や新たな学術分野の創成が最大の目的です。大学の枠を超えて学内外から多くの研究者を受け入れ、大型の研究設備や大量の資料・データ等の共同利用・共同研究を推進しています。これら3拠点に関する規程の整備、予算要求、そして運営委員会の会議や成果報告書の提出等、あらゆる側面から運営を支援し、最先端の研究を支えるのが、私たち研究支援課の仕事です。

&地域の方

日常の業務はデスクワーク中心ですが、学外で愛媛大学の研究を発信する企画展示を実施することもあります。印象に残っているのは、展示を見た地域の方々が話していた「最先端の研究を見ているとワクワクする」という言葉です。未知なる世界への扉を開く研究に対する興味や、成果に期待する気持ちが研究に関わる人だけでなく、多くの人々に喜びや希望を与えている。このことが研究支援という業務に携わる私にとって、大きな原動力になっています。

Q&A

スキルアップのためにしていること・心掛けていることは何ですか?
日々更新される研究に関する環境や取り組み、法制度等に関する情報を、さまざまなメディアを通して把握しています。規程の改正や予算要求には、研究活動をめぐる最新かつ幅広い知識が必要不可欠です。特に法制度に関しては、正しく理解した上で研究者に説明することが求められます。研究者が理解・納得し、研究に取り組める環境を準備することが研究支援につながる。そう考えて、常に新たな情報を得られるようにアンテナを張っています。
仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
最も大切にしているのは、人と人とのつながりです。一人ひとりの考え方を大事にできるよう、話をしっかり聞くことを心掛けています。チームで仕事をするため、意見が異なる人も当然います。悩んでいたときに、上司から「会って、直接話をしたほうが良い」とアドバイスをもらいました。非効率に思えますが、相手の表情や仕草をダイレクトに感じられるのは、対面ならではのメリットです。コミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を構築することが業務に役立っています。

業務の流れ

共同利用・共同研究拠点に関する業務の流れ

6月

報告書提出

前年度の成果報告を文部科学省へ提出します。

7月

概算要求書提出

次年度の予算要求に向けて、打ち合わせの調整や情報収集等を行います。

2月

シンポジウム

シンポジウム出席者への謝金や出張手続き等を行います。

3月

運営委員会

委員会の運営に欠かすことのできない、次年度の共同研究課題申請書や決算書等の会議資料を準備します。